あの時、聞いたWonderful tonight・・・

もうすぐ3月、卒業のシーズンだ。

あれから何年たったのだろう・・・

高校の卒業のときから。

当時、隣のクラスに仲が良かった女の子がいた。

彼女は美術部、おれは軽音楽部だった。

放課後、よく練習を見に来てくれたっけ。。。




卒業して何日か過ぎて二人で町を歩いていた。

「○○君、大学へ行くんでしょ・・・」

「うん・・・」

「私は就職・・・」

「もうあまり会えなくなるね・・・」





3月、卒業してからの彼女は、社会へ出て行く不安、

そして学生生活が終わる寂しさを抱えていたのかもしれない。

それを伝えたかったのだろう・・・




それから彼女との連絡も疎遠となって、そして連絡が途絶えてしまった・・・

そのときになって彼女に会えない寂しさと、彼女の存在感を認識していた。




そんな時に心に響いた曲、エリッククラプトンの「Wonderful Tonight」

クラプトンの軽い歌い方とシンプルなギターが何故か、当時の心境に重なっていた。



  
http://www.youtube.com/watch?v=ZctjBM16dAc



そしておれは社会へ出る不安、友達と別れ、学生生活が終わる寂しさを知ったのは、

4年後の大学の卒業のときだった。





  卒業・・・
   別れのときと同時に新しい生活が始まる。
    それは旅立ちのときでもある。
     だからこそこの時期は悲しくもあり、期待感もあり、淡い美しさも感じる。
      「Wonderful Tonight」  今でもよく聞く曲。
       でもあの時聞いた「Wonderful Tonight」はあの時のまま・・・
        彼女の思い出の「Wonderful Tonight」






by 2007msn


hiro