息を吹きかけた冬の海・・・

chigasaki




寒い朝、気温は1度くらいだと思う。

小さい頃は白い息を吐くのが楽しかった記憶がある。


息が白い中でサーフボードを車から降ろす。

指が十分に動かない感じがするけれど、期待感もあるよ。


たまにしか来ない波、ボードから下りて波を待つ人、

寒さで集中力が欠けてしまう・・・

それでもよく見かける女の子は確実に波をとらえていた。


冬のサーフィンは面白いものがある。

寒いことはわかっているし、上がる時の凍るような寒さ・・・

だけどホームでないポイントなのに波を譲ってくれたりする。

時々見せるサーファーの笑顔が暖かい。。。

寒くて手がかじかんでしまう朝、そんな手に息を吹きかけた。。。



hiro