あの頃のまま。。。

がんばれ!



バスに揺られて懐かしいその地へ降り立った時、言葉を失った・・・

その場に立ちすくんで、その光景に目を奪われてしまった・・・

心配したのか、近くのおばさんに声を掛けられた。

「どこから来たの・・?  ここには何もねぇよ・・・」


潮の香りが漂ってくる港へ行ってみた。

そこには輝く海があった。

漁港も失くなってしまったけれど、海は当時のままだった。



海はあの頃のまま、輝いている海だった。。。


大学への坂道、昇っていく坂道は当時のままだ。

汗が噴き出してくるその横を工事車両が走り抜けていく。

やがて懐かしい校舎が見えてきた。



我が母校、今は移転してしまったけれど、必ず戻ってくる。


「○○か・・?」

「そうだよ!  おまえ元気か!」

「みんな何とかやっているぜ。。。」


友だちも下宿屋のおばさんも残った後輩たちもみんな元気だった。

みんなの笑顔の裏側に確かに生きてきた証しを感じることが出来た。

この町じゃないと母校は似合わない。

いつの日が必ず戻ってくる。

町は変わってしまったけれど、海はあの頃のままだった。。。



     大きく変わってしまったこの町

      だけどあの頃の面影は確かに残っている

       みんなの言葉の奥底に力強さを感じた

        噛みしめるような力強さ  毎日を生きる力強さ

         自分に何が出来るのか、わからない

          だけどおれも負けるかって思った

            絶対に負けるかって思った 

                        hiro